お客様から「濃い物が良いと勧められ購入しました」という
その宝石を見せていただき、深いため息を押し殺した経験があります。

【濃い色石は希少価値が高い？】
宝石種によっても異なりますし、これが全くの間違いとは申しません。
しかし、濃い色でも暗すぎたり濁色になると美しいとはいえず
同じ『濃い』でも一色丹には出来ないのです。

いいワインを飲みつけないと本物がわからないように
宝石も良い物を多く 自分の目で直接見ないことには審美眼は養えません。

宝石は心を満たす贅沢なお買物
だからこそ　欲しい宝石がどんな特徴があり　どのような点に注意し選んだらよいのか
（透明度の高さ　純色の度合い　内包物の多寡など）
ゆっくり学びながら購入するのもいいのではないでしょうか？

食べる　香りを嗅ぐ　音楽を聴く。
色々なリフレッシュ法はありますが
視覚はいずれのどれよりも速く簡単に
人の心・脳に刺激を与えることが出来ます。
宝石は大地が作り出した贈り物
人の心を動かす魅力があると信じています。
貴方の心に触れる宝石を探してみては？

青いお皿で食事をすると食欲を抑制し、オレンジ色のお皿だと食欲増進するなど色には受け手に与える共通の感情効果があります。

宝石においても元気がなく活力をもらいたい時にルビーを身に着ける
サファイアを付けて会議や商談で冷静さを保つなど
様々なお話をお客様から伺います。
自然の生み出した色（宝石）を見ることで心に刺激を与える。
日々の生活の中に１つの彩りとなるかもしれません。